多職種連携の概要
DSセルリア株式会社では、様々な職種の方がお互い連携を取り合って、日々の業務に取り組んでいます。
今回の動画では、「多職種連携の概要」について詳しくお伝えします。
【2021年2月撮影時のものです】
当社はリハビリを軸にした地域包括ケアの推進
これもミッションの一つとしています。
歯科衛生士だから口だけとか、PTだからからだだけとか、看護師だから○○だけ、ということではなく、色んな職種が多角的に関わることで、その方の全身健康だったり、予防につながる。
そういうふうに考えております。
その連携もうちの会社だけで、終わらせる必要もない。地域の同業他社との連携する。
もっといえば、医療・介護職だけの連携である必要も、まったくないと思っています。
地域視点でみると、例えば実際にやった事例ですけれども、地域の商店街でショッピングリハというものをやっています。
デイサービスの時間中にある時間、職員と利用者様が行って、お買い物を楽しんでいただく。
もちろん、何かしらの障害がある方なので、事前に商店街の方にはお願いをして、
ちょっとだけ配慮してほしい
ちょっとだけ声かけしてほしい
こんなお願いをしています。
地域の方々は本当に快く受け入れてくれていますし、ご利用者様もとても喜んでいただける。
また別の事例として、地域のお弁当屋さんとコラボしたこともありました。
デイサービスに来て運動をして、ご自宅に帰るときに、お弁当屋さんに来てもらっていて、ご利用者様がお弁当を買って、ご自宅に帰って食べる。
「高齢者だから焼き魚が売れるのかな?」
「薄味の煮物が売れるんだろうね。」
事前の打ち合わせでは、そのような話をしたのですけど、
一番売れたのって何だと思います?
唐揚げ弁当、焼肉弁当、カツ丼です。
凄いな!と思いましたね。
よくよく考えてみたら、今大体は高齢者は、独居か老夫婦二人の家族です。
普段の食事って結構質素なんですよね。
だけど週に1回、週2回。デイサービスに来た時くらい、たっぷり肉を食らいたいんですよ。
凄いなと思って、当然それは日々のセンターの中で、フレイルだとかサルコペニアとか、高齢者だけど、お肉をちゃんと食べないと、栄養をとってタンパク質を取って運動しないと、身体が元気にならないんだよ、ということを話していたことも関係があるかもしれません。
人によっては、お弁当を二つ、持って帰ったこともあります。
「家で待っているばあちゃんに食わせるからさ」
優しいなと思いましたよね。
そういった地域の連携をしていくってことも、大事かなと思っていますし、あとは別の視点。
利用者視点
ということも大事かなと思っています。
骨折だったり脳梗塞をやったりして、入院して病院で一生懸命リハビリをして、ご自宅に戻られた。
まずやることは、当社の訪問看護の看護師さんとか、リハビリ職がご自宅に行って、ご自宅でリハビリをする。
ある程度外出ができるようになったら、今度はTRCに通っていただく。
その時にうちの従業員が訪問看護も、TRCにも両方勤務していたら、お客さんからすれば、同じ塚本さんが訪問看護に来てくれている。
TRCに行ったら、塚本さんまた居てくれている。
そんな安心することはないかなとと思っています。
もっというと、TRCには元気になる方、そういう方ばかりではありません。
ご自宅で転んでしまうかもしれない。
通えなくなるかもしれない。
そのときはまた同じ会社で同じ人がいる。
訪問看護を利用していただく。
場所は変わって、サービスは変わりますけども、ご利用者様は凄く安心されると思います。
さらに元気になって、またTRCに通っていただいて、すべての方が対象にならないかもしれませんけども。
TRCで一生懸命リハビリをして、支援状態が自立になって「社会復帰したいわね」と思ったときに、障害者の就労支援移行事業「マナビー」でパソコンスキルなどを身につけていただいて。
今は人生100年時代ですから、介護状態を卒業して社会復帰にされる、そういった事例がたくさんあります。
そういった地域の視点とお客様の視点、いろんな視点を持って、多職種連携をどんどん進めていきたいと思っています。