2021年介護保険改正について
2021年4月より、新たな介護保険制度が開始されました。
今回の動画では、DSセルリアが考える2021年介護保険改正、科学的介護について詳しく解説いたします。
【2021年2月撮影時のものです】
2021年4月に介護保険が改定されています。
これをご覧になっている方も、既に動いていると思いますけども、今日は3月の上旬。当社でもいろいろな準備を進めています。
今回の改定で、大きな目玉の一つといわれているのは、科学的介護の推進です。
詳細は割愛しますけれども、科学的介護って何ですか?
ご利用様、ご家族様からそう聞かれたら、あなた達はどういうふうに答えますか?
もちろん点数を取るための手続きとか、というのはしっかりとやっているけども、本質的な部分、「科学的介護って何?」と聞かれたらどう答える?という投げをこの間、事業所長にしました。
ちょうど昨日あるセンター長から、帰ってきたメールをちょっと読みます。
実際の事例として、70歳の女性で脳梗塞で重度の右麻痺があったそうです。
リハ病院を経由して、トータルリハセンターに通うようになったとのこと。
最初は回復した身体機能の維持。それからお友達を作って仲良くお話をしたい。
そういった要望からスタートした方だったそうです。
ただ、いろんな話を聴いている内に、実はその方はご自宅で洋服を直すリユースの自営されていたそうです。
その途中に脳梗塞をしてしまって、お店をたたまざるを得なかった。
病院の先生からも、「もうその仕事できませんよ」
近くにいる長男さんからも、「お母さん頼むからもう無理しないでやめて」って言われて諦めてしまった。
でもよくよく話を聴いてみると、心のどっかにもう1回ちょっと、それやってみたいっていう想いがあったそうなんです。
そのセンターの事業所長、その話を聞いて、「すごくいい夢じゃないですか!一緒にやりましょうよ」
それがスタート。
そういった経験をしたセンター長からのメールです。
「科学的介護って何ですか?」 そのセンター長が書いた答えがこれです。
「自分でも無理だと諦めていた夢。
一度は断ったけど、様々な理由 様々な障害でやめてしまった目標。
家族が友人が周りみんな、『危ないからやめて』『無理に決まってる』『お願いだから無理しないで』と言って止められた。
やりたかったこと、そんな夢、目標、やりたかったことがありませんか?
本当に無理なのでしょうか?
絶対に不可能なのでしょうか?
やめた方が良いのでしょうか?
トータルリハセンターは最後まで、あなたのそんな諦めてしまった夢に寄り添います。
どんなに時間がかかっても、結果を出すことにこだわります。
達成するための確かな道筋を立て、一つ一つ着実に結果を積み重ねていくことで最終目標、諦めてしまった夢に向かって共に歩きましょう。
チャレンジはいつだって、誰だって可能です。人は何者にもなれます。いつからでもどんな状況からでも」
本当に昨日の夜このメールを見て、酒を飲んでいたこともあり、私は涙を流しました。凄く響きました。
今300人いる従業員が一人でも多く、こんな気持ちを持ってサービスをしてくれたら、本当に良い会社になるんだろうな。良いサービスができるんだろうな。良い社会が作れるんだろうな。良い国になるんだろうなと思っています。
「科学的介護」 難しい言葉ですけども、こういった想い本質を捉えて、これからもサービスを継続していきたい。
強く思っています。